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オリジナルTシャツを作るならぷりん太 看板犬達の福丸劇場最終幕 第2話
深夜のホワイトシェパード:2
▲もはや店長のベットでしか寝なくなったルナ(と福丸)
・深夜のルナの異変
その日は少し疲れていたので0:00前には布団に入っていました。
ルナも(毎晩)店長のベッドでスヤスヤ寝ています。
店長が布団に入ると、申し訳程度にベッドの隅に寄ってくれます。
延々と本を読み続け、変な解放感があった店長。
これで店長の膝に顎を乗せて熟睡するホワイトシェパードがいなかったら、言うことはないのですが。
・深夜3:00前に何かを察知したルナ
読書を続けていると、深夜3:00前、突然ルナが両耳をピンと立たせ、両目を開けると同時にスッと起き上がります。
通常、犬ズ達は熟睡中、耳をペタンとさせながら寝ます。
ルナは部屋の入り口を凝視しながら、反対の壁際の奥さんのベッドに飛び移ります。
今までに無い行動を取り出したルナ。
子供達や犬ズの足音なら、時間帯に関係なく耳を立てるだけですぐに寝付くのですが。
その日のルナの反応は違いました。
「おい、どうした?」と聞いても、こっちを向かず体を低く身構えるルナ。
「おい」と再度呼びかけても、更に体勢を低く構え、全身の毛を逆立たせながら牙を剥き出し始めたルナ。
このルナの体勢は、過去にエサの取り合いの喧嘩で福丸を数十秒で血祭りにした時と同じです(悪いのは福丸)。
「これはもう家族とかじゃないな」とすぐに分かりました。
「冗談抜きで泥棒か?」と。
「ついにこんな日が来たか…」と、店長も左足を音がしないように、蹴りの軸足になるように床に下ろします。
ルナには
「俺が泥棒の膝に横蹴りで関節を狙う。 お前は全力で喉でも狙え(頼まなくてもルナは手加減しない)」
と、1匹と1人は以心伝心になります。
ルナと店長は性格が近いところがあるので、こんな時は似たような行動を取ります。
▲仕事中の店長に存在を気づいてもらうまで足元で頑張るルナ