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オリジナルTシャツを作るならぷりん太 看板犬達の福丸劇場最終幕 最終話
福丸劇場 最終幕 最終回
どこかの国の動物好きの大統領が
「人間を知れば知るほど、動物達のことが好きになる」
と、言っていました。
・犬ズは店長が落ち込んだ時に慰めてくれる、ような気がする
落胆してその場にしゃがみ込むと、どこからか福丸とルナが目の前に並んで座り、左右から顔を舐めてくる。(遊びの催促の可能性も高い)
失望して暗い気分で椅子に座っていると、福丸が膝に顎を乗せて見つめてくる。(散歩の催促の可能性も高い)
・うかつにソファーに座わると…
・膝の上にリクが飛び乗ってくる。(たまに)
・左隣に福丸が「よいしょ」と座り込んでくる。(毎日)
・右隣にルナが襲い掛かるように滑り込んでくる。(毎日)
実は落ち着いて座れないソファーだったりします。
福丸とはたまに肩でも組みながら一緒に映画を観るのですが。
▲映画鑑賞中の福丸
いつもながらルナが厄介で、「頭を撫でてほしい」と催促してきます。
最近も隣に来たルナの頭を10秒ほどナデナデしてやったあと、
「終わり。 ヒマなら力尽きるまで階段の上り下りでもしてこい」
と伝え、本を読み始めようとした時…。
「まだナデナデが足りない」と頭をグイグイと手に押し付けてきます。
「くどい!」と叱りつけると同時に、ルナが手に持っていた本を頭突きで跳ね飛ばしました。
「この…!」とルナの方を向くと、鋭く睨みつけてきます。
視線で人を殺せるとは、このことです。
2分弱ほどナデナデしてやっている間、ルナはうつむき気味にニターっとしています。
それを見た娘は
「お父さんに撫でられると、ルナちゃん本当に嬉しそう」
撫で終えると、顔を舐めてきますが自由にさせています。
顔を舐め返すと、ルナも舐め返してくれます。
・過去には瞬間的に子猫達が滞在したことも
朝起きたら、突然子猫達が家にいて驚いたことも。
▲店長によじ登ってから2時間弱の昼寝をスタートする子猫達-1
▲店長によじ登ってから2時間弱の昼寝をスタートする子猫達-2
座っていても、立っていても、寝転がっていても子猫達は足元から一斉によじ登ってきます。
「困った。 悪いけど俺には何もない。 他の3人の所に行け」
何度伝えても、何度キャリーに戻しても、脱出して戻ってきます。
目が覚めると、店長の首に横たわって寝ている子猫に驚かされたり。(どうやってベッドに上がったか不明)
空腹になると「ミャー、ミャー」とミャーの合唱を浴びせられたり。(満腹になったら昼寝をしてくれる)
約2週間の付き合いで分かったことは、世間で大人気の捨て猫番組で宣伝されている
「弱々しい子猫達…」
というイメージは大嘘だということです。
少なくとも我が家に滞在した子猫達はそうでした。
捨てられたこと自体は気の毒なんですが、弱々しいどころか逞しい。
可哀想な子猫達はかなり手強く、仕事部屋は戦場でした。
子猫達は嵐のように現れ、消え去りました。
店長以外の家族は寂しそうでした。
▲仕事机の際で危険な遊びを始める子猫達(こっちは気が気じゃない)
・4年半前、店長に「福」を与える使命を帯びて登場した福丸
生後2ヶ月の登場時から1歳過ぎまで、「福丸」と「災い」は同義語でした。
今でこそ、「よくぞここまで我慢強い立派な犬に育ってくれて…」と言えますが、当時はそんなこと思うわけない。
福丸が落ち着くまでは「捨ててこい」と、普通に言ってましたから。
日々、ガミガミ叱り倒す店長と、全く反省しない福丸との1年です。
▲登場初期は「食べて、寝て、可能な限りの悪戯」が仕事だった福丸
▲穏やかな寝顔で世間を騙す子犬の画像
福丸は誰か達みたいに
「もっとこれが欲しい」と、聞き分けのない幼児のように駄々をこねません。
「もっと利用してやろう」と、笑顔で擦り寄ってきません。
「もっと搾取してやろう」と、数字を使ってもっともらしく説得しません。
「もっと追い詰めてやろう」と、憂さ晴らしに入力もタップもしません。
「もっと優遇してほしい」と、今日明日の都合で投票しません。
もっと…、もっと…、もっと…
こういった下品な真似は、誰か達に任せているみたいです。
福丸達は、ただ飼い主と一緒に居たがるだけです。
毎日ソファーに一緒に座りたがったり。
家族が帰ってきたら、全力疾走で玄関に迎えに行ったり。
毎朝、子供部屋に突撃して揉みくちゃに起こしたり。
深夜に体を張って家族を守ろうとしたり。
ハナ達も、最後までそうでした。
「福」とは邪険に扱われても、見返りを期待しないで与え続ける無償のものです。
福丸達からは毎日、気後れするほどの「福」を貰っています。
「人間を知れば知るほど、動物達のことが好きになる」
全く同感です。
誰だってキレイな方を選びたいはずです。
今の3匹でお終いにします。
不定期でしたが、福丸劇場をご覧いただき、誠にありがとうございました。