■店長vs宿敵ルナ（ホワイトシェパード）　店長の憂鬱5　完結編

ルナは家中を徘徊するので、様々な被害が発生します。

家具は安価な物を選びます。

以下は迷惑かけ放題のホワイトシェパードと店長の、終わらない戦いです。

▲日頃から態度が大きすぎるルナ（壊したTVボードと）

・ホワイトシェパードと人間の物々交換（家庭内貿易）

ルナは道端で拾ったお気に入りの石コロを仕事部屋に持ってきて、店長の足元にコロンと落とします。

石コロと引き換えに店長の私物を自分のキャリーに持ち帰ります。

何かを置いていき、何かを持ち帰るホワイトシェパード。

ルナ的にはフェアな条件かもしれませんが、個人的にはあまり良い取引とは思えません。

・店長の仕事部屋を荒らすのに忙しいホワイトシェパード

部屋に入ろうとすると、凄まじい勢いでホワイトシェパードが飛び出てくることも珍しくありません。

決して後ろを振り返らず、階段を駆け下りリビングまで全力疾走します。

全力逃走にも見えます。

仕事部屋と店長の寝室は部屋が続きになっています。

部屋に入って調査すると、ベッドの上に娘の靴が転がっている日もあります。

棚の物が落とされている、本がメチャクチャに散乱しているなどは良い方です。

棚の物を床に落とされていて当たり前。

少し前までは、ズタズタにされた本が階段に転がっていて当たり前。

・最近はスマホを狙うホワイトシェパード

最近では、部屋に入るとスマホが床に落ちていました。

部屋の真ん中という不自然な位置にです。

床に転がっているスマホには、犬のヨダレらしきものがついています。

まるで今の今までホワイトシェパードがスマホをくわえて遊んでいたかのように、です。

iPhoneの耐久性を改めて確認できます。

どうでもいいのですが。

▲日頃から図々しすぎるルナ（父と娘の間に割って入る）

・ホワイトシェパードの不法侵入を阻止できない

最初の頃は仕事部屋のドアを閉めて、ルナを出入りを厳禁にしていました。

結果、部屋の入り口にオシッコをするなど、ホワイトシェパードからの反撃が始まります。

どうにもならない。

奥さんは本当にこの犬を立派に育ててくれたなと。

・スリッパを誘拐するホワイトシェパード

帰宅時に玄関を開けると、ルナは激しく尻尾を振りながら出迎えてくれます。

店長のスリッパをくわえながら。

「返せ」と言うと全速で階段を駆け上がり、スリッパを連れ去るホワイトシェパード。

福丸と左右一足ずつです。

逃走したルナの後を追うと、前脚でスリッパを大事そうに抱えています。

店長と目が合うと我が子を守るかのように、スリッパを体で覆い隠し顔を正反対に向けます。

ここからホワイトシェパードによる必死の抵抗が始まります。

こういったやりとりは、日によって疲れます。

▲日頃から太々しすぎるルナ

と、店長は昼夜を問わず、パワフルなワガママ娘と日々、戦いに明け暮れています。

誰か代わってくれたら…。

福丸は1歳を過ぎて劇的に落ち着いたのですが、ルナは2歳を過ぎても何も変わらない。

こんなはずでは…。

奥さんとルナには思うところが大いにあります。

店長が大人なので、今のところ我が家のホワイトシェパードは里親募集に出されていません。

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