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オリジナルTシャツを作るならぷりん太 看板犬達の福丸劇場第二幕 第15話
■FUKUMARU PART3 最後の散歩
その後、福丸が店長の仕事部屋にコソコソと来ました。
福丸が一言、
福丸「夜の散歩は…?」
店長「反省したふりでもしろ、ドロボー」
気持ちを落ち着かせようと、ヒーリングの曲を流します。
なぜか福丸が曲に癒され、熟睡を始めます。
・反省会を兼ねた散歩
結局、福丸と夜の散歩に行きました。
久々に色々な話をしました。
・「店長に福をもたらす」という奥さんの嘘に騙されて、数いる子犬の中から一番やる気のなかった福丸を選んだこと。
・福丸が生後6ヶ月で行った去勢手術後、体重がみるみる増加したこと。
・体重の増加は股関節を痛めるから、最悪の場合、歩けなくなり寝たきりになること。
・すべって股関節を痛めないようにフロアカーペットを敷いてやった、心優しい店長の愛情秘話。
・歩けなくなった時は、奥さんに面倒を押し付けようと企んでいる、人前では決して言えない店長の本音。
などなど。
黙って聞いていた福丸が突然、堰を切ったように
福丸「昔は(子犬の時は)いっぱい(1日3食)ご飯をくれた!」
「オヤツだってもっと多かった!!」
「子犬の時はもっと可愛がってくれたのに、成犬になってから扱いが雑になった!!!」
「今じゃ新入りのルナよりエサの量が少ないなんて…こんなの惨めだ...」
店長「子犬に限らず、何でも目新しいのは最初だけ。 次の新しいに関心は移る。 お前が思っている以上に世間は冷たい」
FUKUMARUは単独で部隊を全滅(家族の夕食を食べ尽くす)させる実力があります。
たった1匹の軍隊です。
しっかり手懐けておかないといけない、危険な存在です。
取り乱した福丸を諭すように、
店長「お前の肥満は散歩の距離を伸ばしても、食事制限をしてもどうにもならない。 仕方がない」
「揚げ物とかカロリーが高い物を、お前は食べちゃダメだ」
「もっと自分を大事にしろ」と。
店長「2度と俺の夕食を狙うな」
福丸「努力する」
店長「次は無い」
福丸「次から息子の夕食を狙う」
店長「頼んだぞ」
福丸「…次は勝ってもいい戦いだな?」
店長「これからどうする?」
福丸「ご飯抜きで散歩したからお腹が減ってフラフラ… 家に帰って寝る… 日々を生きる」
こうして帰路につきましたが、FUKUMARUの中で戦いは終わっていません。
なにも終わっていないんです。
散歩からの帰宅後にエサをやりました。
今回のことは、全ては飼い主である店長が悪いんですけどね。
▲餌と散歩の時間が入れ替わっただけで命拾いした福丸
と、第二幕は犬ズとの激闘の記録でした。
犬ズとの生活も、いいことばかりではありません。
最近では、よそ見しながら散歩をしていた福丸がドブに落ちかかり、反射的にリードを全力で引っ張り、肩を痛めました。
同じような日々のようですが、ちょっとしたイベント(悪い意味での)が発生します。
今回で福丸劇場第二幕も無事に終了となります。
また気が向いたら第三幕を開始します。
その時はよろしくお願いします。
読んでくださった方々にお礼を言います。
ありがとうございました。